2025.12.09
大掃除のルーツは「煤(すす)払い」
こんにちは。リフォームガーデンヤマガタヤです。
寒波がやってきて、急に冷え込みましたね。今年もあとひと月を切りました。
年末に向けて家族で大掃除をする、というご家庭も多いのではないでしょうか。みなさまもう手をつけられましたか?
今回は、年末の行事のひとつ「大掃除」のお話です。

何かと慌ただしい12月、早めにと思いつつも、つい年末ぎりぎりになってしまいがちですよね。
日本の年末行事の一つとなっている大掃除、ルーツは「煤払い」だと言われています。
昔の家は囲炉裏(いろり)や竈(かまど)があり、天井や壁は煤で真っ黒でした。この煤を年末に払って掃除することが、新年を司る歳神様(としがみさま)をお迎えする儀式として定着し、どちらかと言えば、厄払いやお清めの意味合いが強いものでした。
煤払いは平安時代に宮中で始まったと言われていますが、江戸時代には武家や庶民にも普及していき、江戸城や城下町で一斉に煤払いを行っていたそうです。
煤払いをする日には諸説ありますが、一般的には12月13日とされています。
旧暦12月13日は、鬼宿日(きしゅくにち)…鬼が宿(自分の住み家)に留まって外に出歩かない日を意味し、婚礼以外の儀式や行事に最適な日とされていました。そのため、「正月事始め」と呼び、12月の鬼宿日に新年の準備を開始するという習わしとなっていたようです。
現在も寺社仏閣ではこの日に煤払いが行われています。こうした名残もあり一般家庭の大掃除も「早めに」と言われますが、余裕をもって新年を迎えるという意味でも、始めるのにちょうど良い時期ですよね。
煤払いに清めの意味があるように、年末の大掃除は単なる掃除の意味合いではなかったといういことが分かります。
一年間過ごしてきた家を整えるとともに、心も整えて新しい年を迎えられるといいですね。
さて年末の掃除ですが、家じゅうを掃除できれば理想的ではあるものの、なかなかそうもいかないのが現実です。
まずはここだけはやっておきたいと思う場所や、本来の意をくんでご自宅に床の間、神棚、仏壇がある方はそちらから。そしてリビング、キッチン、浴室、トイレなどに優先的に取り組むといいかもしれません。
年末に新年を迎える掃除をするのはもちろんですが、やはり日ごろから少しずつ場所を決めて、分散して掃除するのがおすすめです。
特に、レンジフードや調理機器まわりなど油汚れの多い場所は、暖かい時期の方が油脂も緩んでいて落ちやすいので負担が減ります。外回りの掃除も水の冷たさや寒さが気にならない気候の良い時期の方が効率よく進みますよね。また、掃除の際はぜひ、不具合のチェックなど住まいのメンテナンスも兼ねて行ってみてください。
きれいになった我が家にお正月の飾りや花を生ければ、気持ちもあらたに新しい年を迎えられそうですね。
寒さも増して慌ただしい時期、みなさまどうぞ体調に気をつけてお過ごしくださいませ。