2023.05.09
住まいとあかり💡「LED」のおさらい
こんにちは。リフォームガーデンヤマガタヤです。
「LED」の照明器具やランプ、この十年ほどで急速に普及してきましたね。
品質や性能も急速に向上し、商品のバリエーションも各段に増えて、価格も発売当初より下がってきました。
その背景には、地球温暖化などの対策として、“2030年度までにLED等、高効率照明をストック(設置分)で100%普及“ という政府の目標もあり、各照明メーカーでも、蛍光灯器具の生産を終了するなど、国全体でLEDへの移行を図っています。
「LED」は「Light:光、Emitting:出す、Diode:ダイオード 」の頭文字を略したもので、発光ダイオードとも呼ばれています。
みなさんご存知のように省エネ、長寿命などの特長が挙げられますが、今回はLEDについて、少しおさらいしてみたいと思います(^^)
■節電 …お財布にやさしい
節電が大きな特徴である「LED」、どれくらいおトクなんでしょう?
パナソニック「すまいのあかり設計集」より
LEDは白熱灯や蛍光灯と比較して、少ない消費電力で点灯するため、例えば、パナソニックの同等の明るさの商品で比較すると、、白熱灯に比べて電気代は、約1/10、蛍光灯と比較しても1/2以下の電気代ですみます。
■長寿命 …メンテナンスがラク
パナソニック「すまいのあかり設計集」より
光源の寿命は、約40,000時間という長寿命、白熱灯と比べると約20倍も長持ち、蛍光灯と比べても3倍以上持ちます。
40,000時間といえば、仮に一日8時間点灯したとしても、13年以上も持つ計算です。屋外や階段、吹き抜けなどメンテナンスしにくい場所にも便利ですよね。
■調色・調光 …使うシーンに応じて明るさや光の色を変えられる
パナソニック「すまいのあかり設計集」より
従来は、ひとつの照明器具ではできなかった「調光(明るさの度合いを変える)」「調色(光の色味を変える)」が容易になったこともLEDの大きなメリットです。天井に直付けするシーリングライトなどは、1灯で色味や明るさを変える機能がある器具も多く出ていますし、出始めた当初より価格も随分、お求めやすくなりました。
明るさだけでなく、光の色を調整すれば、部屋の雰囲気もガラッと変わります。例えば、リビング・ダイニングで子供が勉強したり、在宅ワークの日があったり、夜はゆったりくつろいだり…と、同じ場所でもその時々によってメインで使う人や過ごす状況が違ったりしますよね。そんな時、調色・調光ができるととても便利です。
その他にも、
・光に紫外線、熱線を含まないため、光で物を傷めにくい
・虫が好む波長をほとんど含んでいないため、虫が寄ってきにくい
・気温が低い状況でも、スイッチを入れた瞬間に100%の明るさで点灯する
・ON.OFFを頻繁に繰り返しても性能に影響しない
・光源が小さく、これまでになかったコンパクトなデザインの器具も可能
などのメリットがあります。では、デメリットは?というと?
やはり、他のランプに比べると価格がまだ高い点、
また、LEDの光は元来、指向性が高く従来の光源に比べて拡散しない性質を持っています。各メーカーの商品開発により改良されていますが、光を拡散させたい場所は、照らせる範囲が広い全方向タイプや広配光タイプを選ぶのがおすすめです。
このように、LEDとしての特性などもありますので、これまで使っていた蛍光灯などのランプと交換する際は、家電量販店などにランプを持っていき、アドバイスを聞きながら購入すると安心です。
住宅用の照明器具やランプにおいても、「LED」の進化は本当に目覚ましいものがあります。しっかり活用してエコで快適なあかりを楽しみたいですね。
リフォーム時は、これからの暮らしに合わせて、住まいの “照明計画“ も変更できるチャンスです。ぜひ、お気軽にご相談ください(^^)/