2021.11.16
そろそろ寒さ対策 “ヒートショック“にご注意を!
こんにちは、リフォームガーデンです。
“紅葉が見ごろ“のニュースも伝えられ、朝晩は肌寒く感じる日も増えてきましたね。
寒暖の差に どうぞ風邪などひかれないよう、お気をつけください。
さて、気温の下がる冬季に気をつけたいのが「ヒートショック」。
ヒートショックは、急激な温度変化により、血圧の急上昇や心拍数の増加など、身体が受ける影響のことです。
厚生労働省の調査では、高齢者の浴槽での溺死者数は、近年「交通事故」による死亡者数よりも多くなっている としています。
ヒートショックが起こるのは、浴室に限ったことではありませんが、
浴室は一般的に住宅の北側にあることが多く、特に冬場は家の中の他の場所と比べて浴室の気温が低くなる傾向にあります。
“暖かい部屋から寒い浴室に移動することで体が熱を保持するために血管を収縮させ、結果として血圧が上がり、
お湯に浸かることで血管が拡張して血圧が下がる“ といった急激な血圧の変化が何回も起こります。
そういった点から、11月から春にかけての冬季を中心に浴室での事故が多く発生しています。
ご高齢の方だけでなく、ご家族など周りの方も一緒になって気をつけることが大切です。
消費者庁からも下記の注意喚起を発信しています。(消費者庁HPより 消費者への注意喚起)
1,入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
浴槽にお湯を沸かす時に風呂ふたを外して、温かい蒸気を浴室に行き渡らせることも効果があります。
浴室に暖房換気乾燥機がついていれば、スイッチを入れておくといいですね。
浴室と脱衣室の温度差も注意が必要、入浴前に暖房をいれておきます。
2,湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
かけ湯をしてから入ります。
湯船のお湯やシャワーで、手足からお湯をゆっくりかけて体を準備してから浴槽へ。
3,浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
ゆっくりと立ち上がったり、浴槽の縁に座るなど呼吸を整えることも急な血圧の変化を防ぐのに効果的です。
4,食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
年齢を問わず、体に負担がかかりヒートショックのリスクが高まるため、時間をあけて入浴を。
5,入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう。
特にご高齢の方は、お風呂から中々出てこないなど、異変に気づいてもらいやすくなるため、
ご家族と同居されていたら声掛けを習慣化すると安心ですね。
加えて、入浴の前後はしっかりと水分補給しておくことも対策になります。
11月26日はごろ合わせから、日本浴用剤工業会が制定した「いい風呂の日」だそうです。
ゆっくり湯船につかるのが気持ちの良い季節、家の中の温度差に気をつけて、バスタイムを満喫したいですね(^^)
家の寒さが気になられていたら、ぜひ、お気軽にご相談ください。
ヒートショック対策にもなる浴室・洗面室などのリフォームはもちろん、手をつけやすい窓改修も効果が高くおすすめです。