2020.09.01
住まいと住宅設備🏠 住宅設備の選び方【システムキッチン⑨】
こんにちは。リフォームガーデンです。
設備が古くなったり、壊れたり、お子さんが成長されてご夫婦の生活になったり・・・
みなさんがリフォームや設備機器の取り換えをお考えになられるきっかけはどんなことからでしょうか?
インテリア小物や家具などがお好きで良く見に行かれる方も、いざ設備機器を選ぶとなると、
何から始めたらいい?どこをポイントに選べばいいの?と思われるかもしれませんね。
設備機器に関することや選び方など、みなさんからお尋ねの多かった内容を少しずつご紹介していきたいと思います。
【システムキッチン⑨】
システムキッチンの見た目のイメージに大きく関わる部材と言えば、面積の大きい扉材やカウンター材ですね。
今回は、扉材や取っ手について、お届けします(^-^)
◇システムキッチン・扉材
キッチンのイメージを左右する扉材、選ぶのが楽しいアイテムでもありますよね。
最近はオープンスタイルのキッチンが多くなり、リビング・ダイニング空間のインテリアにも関わる要素となっていますので、各キッチンメーカー、実に多彩な扉柄をラインアップしています。
内装建材も取り扱っているメーカーでは、床やドアなどトータルでコーディネートできるシリーズもあり、より一体感のあるインテリアに仕上げることもできます。
扉材はキッチンの価格を左右する要素でもあるので、キッチンの形状や必須の機器などを選んだ後、価格が予算に合わない、少し下げたい…という場合は、扉材を見直してみるのも一つの手段になります(^.^)
●扉材の素材
扉材には、シート材、塗装したもの、無垢材・突板、メーカーによりステンレスやホーローなどがあります。
最近のシステムキッチンでは、印刷技術の格段の進歩もあり、シート材を使用した扉材の品揃えが多くなっています。
多彩な色味や柄があり、木目タイプの扉も一見してプリントしたシートとは分からないような木目の質感を再現した扉も出ています。
シートではなく、表面が木質の仕上げのものは、最近の傾向としては無垢材の扉は限られたメーカーでの取り扱いとなっており、突板(木材を薄くスライスしたもの)も以前より少なくなってきています。
シート材には、オレフィンシートやPETシート、ダップ樹脂などがあり、各キッチンメーカーで様々な表情を持った表面材に仕上げています。
塗装扉には、UV鏡面仕上げやなど職人が手作業で仕上げ、美しい艶感や色味にこだわった各メーカー独自の塗装扉が出ています。価格帯としては、塗装扉や無垢材・突板などの扉は、やはり高価格グレードとなります。
また、シート、塗装、突板などの扉は、扉の基材(芯材)としてMDF(中質繊維板)、パーティクルボードなどが使用され、その表面に前述したような各々の加工を施し、扉として仕上げています。
●基本のお手入れは…
各扉材、固くしぼったふきんで水拭きし、仕上げにからぶきする。汚れがひどい場合は、台所用洗剤(中性)を含ませたふきんで拭き、水拭きした後、仕上げにからぶきする。というのが日常のお手入れです。
シートによっては、耐汚染などに考慮したものもあります。塗装・シートの素材や価格帯の違いでの対傷性については、キッチンメーカー数社に聞いてみましたが、各メーカー“基本的には変わりないとお答えしています。“との回答でした。
ご予算と相談しつつ!?お気に入りの扉柄を見つけてくださいね!(^.^)
●色柄や質感での見え方の特性、例えば…
鏡のような艶感のある塗装扉や鏡面仕上げのシート材など、特に濃い色柄は重厚感もあり見映えもしますよね。
反面、キッチンでは油分がついた手で触ることもあるので、光の当たり方によって油膜や指紋などが目立つ場合もあります。
また、濃い色味がウォールユニットなど上部や、カップボードの全面など大きな面積を占める場合は、空間があまり広くない、彩光が取りにくい居室では部屋が暗く感じられたり、圧迫感があることもあります。
気になる場合は、床材を明るめの色味にしてコントラストをつけたり、フロアユニットを気に入った濃い色味の扉柄に、ミドル・ウォールユニットなど中間から上部を同シリーズのホワイト系などの明るい色味を選ぶなど、濃い色味の占めるスペースを調整することもできます。
また、艶の無いマットなタイプと鏡面タイプでは、光の反射や映り込みにより、夜に照明を付けたときの印象も変わってきますので、ご自宅の照明も想像しながら、ショウルームでぜひ、確認してみてくださいね(^.^)
ショウルームでは、キッチンセットをより美しく見せるために集光性の強いタイプのダウンライトやスポットライトで一般家庭よりも高い照度で照射している場合もあります。
太陽光、照明の色味(電球色や昼白色など)などの光源や、光の当たり具合によっても違って見えますので、例えばサンプルの扉材をショウルーム内の違った場所で見るなど、色の見え方も確認してみてください。
●取っ手
つまみ、ライン取っ手、バー取っ手、掘り込み取っ手、取っ手レスなどなど、各メーカー様々な取っ手のラインアップがあります。
取っ手のデザインや色によってもクラシック、スタイリッシュ、モダンなど印象も変わりインテリアの要素の一つとなりますね。
人気の“ライン状の取っ手“や、見た目には取っ手がないように見える“掘り込み取っ手“などは、通常の取っ手のような出っ張りがなく、すっきりとした印象になりますが、握る・掴むの動作ができないため、手の状態によっては力がいれづらく引き出しにくい場合もあります。
特にシンク下や調理機器下などのユニットは、箱割りも大きく物もたくさん入り重量があるため、手や指の力に少し不安を感じるな…という場合など、ぜひ、実際にお鍋や調味料などが入ったショウルームの展示で試してみてくださいね。
キッチンの扉柄選び、床やドアなど内装建材に馴染ませたり、お気に入りの色で空間のアクセントにしたり…
ぜひ、インテリアの一部として楽しんで選んでください(^-^)
LDKのイメージ作りやキッチンの扉柄選びなどなど…迷われたら、ぜひ私たちにご相談ください。
どんな小さなギモンでも、どうぞお気軽に!
“こうしたいな、こんな感じがいいな…”の空間作りを、一緒にお手伝いさせていただきます(^^)
それでは、次回もよろしくおねがいします(^_-)-☆