2023.09.05
大型化する台風に備える 『窓』の安全対策
こんにちは。リフォームガーデンヤマガタヤです。
全国的に残暑が続いていますが、この時期、暑さとともに台風の動きも気になりますね。
天気予報でも相次ぐ台風発生を知らせていますが、例年 特に上陸数が多いのが、8月と9月です。 今回は、大型台風への備えにもなる、住まいの “窓” の安全対策についてご紹介します。
気象庁の統計によると、近年の台風は上陸回数の増加とともに大型化の傾向がみられ、その理由の一つとして、地球温暖化による海水温度の上昇があげられます。海水の温度が上昇することにより、台風のエネルギー源となる水蒸気の量が増えてより勢力を増す、とされています。
近年の気候状況から、今後も大型化した台風が上陸する可能性は続くと考えられ、安心・安全の備えとして、住まいに有効な対策をしておく必要性も高まっています。
住まいの大型台風対策は、「窓」から
台風の暴風に対して住宅のウイークポイントの一つは「窓」です。
とはいえ、風だけで窓ガラスが割れるという心配は少なく、ガラスが割れる原因の多くは風で飛ばされた物が窓にぶつかることが原因となります。物が窓を直撃してガラスが割れると、破片でけがをする恐れや、吹き込んだ風で物が倒れたり壊れることも予想されますし、強い風雨が吹き込んでくると家の中も大変なことになりますよね。
また、台風の規模によっては、窓ガラスが割れることで猛烈な風が一気に室内へと流れ込み、屋根が吹き上がってしまうという危険性もありえます。そのため、防犯を兼ねた1階の窓とともに、2階の居室の窓に対策をしておくこともおすすめです。
“窓割れ“を防止して、住まいを守る
迫ってきた台風への対策として、応急処置で窓ガラスにダンボールや養生テープを貼る方法を耳にしますよね。
手軽にできるメリットはありますが、この備えは万が一、窓ガラスが割れた際に“少しでも飛散するのを防ぐ“目的が大きく、台風の猛烈な風で飛んできた飛来物が窓にぶつかった際に、ガラスの割れや貫通を防ぐのは難しい場合もあります。そのような際に窓をしっかり守るには、やはり、「シャッター・雨戸」が有効です。
シャッター・雨戸のリフォームは、意外と簡単・手軽です!
ご新築の際でなくても、シャッター・雨戸は、今ある窓に後付けでリフォームが可能です。
また、防災対策だけではなく、冬の寒さの軽減や、防犯対策にもなり、現場により異なりますが、取付け工事も1窓あたり最短で1時間からと、思いのほか手軽なんです。最近はシャッター・雨戸をつけていない住宅もありますが、これからの安心・安全の備えとして、検討してみてはいかがでしょうか。
LIXIL リフォームシャッター 三方枠納まり
こちらは、LIXILのリフォームシャッターで、様々な住宅の外観になじみやすいシンプなデザインです。
既存の窓に外窓の上から取付けるだけの簡単スピード施工で、防犯性向上や台風対策ができます。色々な納まりにも対応しており、電動タイプ、採風タイプ、耐風タイプなども選べますよ。 「雨戸」の商品についてはこちら → LIXIL 「取替雨戸パネル」
シャッター・雨戸が設置しづらい窓には、“防犯合わせ複層ガラス“もおすすめです。
この性能のある複層ガラスは、ガラスの間に特殊な膜を挟み込んでいるため、飛来物が当たって割れてもガラスの破片が飛散しにくく、加えて、耐貫通性を高めています。たとえ割れてしまったとしても、物が“貫通しにくく“なっているんです。
近年の気候変動に伴う夏の猛暑や台風の大型化など、私たちを取り巻く環境も変わってきています。
9月1日は“防災の日“でしたが、「住まい」についても、改めて点検・見直しし、対策を考えてみることは大切ですね。
住まいの安心・安全の備えなども、どうぞお気軽にご相談ください。