2024.04.01
お部屋をもっと素敵に!インテリアの「配色」の基本とは?
4月に入りましたね。新生活を迎える方や、環境や季節も変わって心機一転、部屋の模様替えをしてみようかな、と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、部屋の「配色」に関する話題です。
引っ越して新しい部屋に荷物を入れたり、部屋を模様替えする際、なんだかまとまらない印象になってしまったという経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。せっかくなら、イメージ通りに仕上げて居心地の良い空間にしたいですよね。
レイアウトや家具など、空間を構成する要素は色々ありますが、どうも上手くまとまらないな、という時はポイントの一つとして、室内の「配色」のバランスにも注目してみてください。
インテリアにおいて、色は大きな要素になります。色を変えるだけでも部屋の印象ががらりと変わりますし、色の組み合わせによって様々なイメージを作ることもできます。ここでは、インテリアのカラーコーディネートに役立つ基本の「配色」バランスをご紹介します。
■まずは、「こうしたい」居室・空間のイメージを設定
まず最初に、理想とする空間のイメージを設定します。シンプル、北欧風や和モダンなど、こんな風にしたいな、というイメージが決まったら、色彩としても「明るい」「落ち着いた」「暖かみのある」など思い浮かべてみてください。その色彩イメージを基に配色を考えていきます。
イメージ:Panasonic 住まいと建材設備より
■色は3色程度を目安に
1つの部屋に用いる色は、3色程度に絞ると統一感が出てまとまりやすいとされています。そして、この3色は「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」に分けて考えていきます。
・ベースカラー(基調色) 壁や床、天井など部屋の中で広い面積を占める部分。
・アソートカラー(配合色) 次いで面積が広い、建具や大型の家具、カーテン、カーペットなどの部分
・アクセントカラー(強調色) クッションや小物、雑貨などに使われる色
一般的には、長い期間変えることのない天井、壁、床などの大きな面積の部分をベースカラー、カーテンなど取り替えできる中面積の部分をアソートカラー、ルームアクセサリーなどの変えやすい小さな部分をアクセントカラーとして扱うことが多いです。
この3色は、同系色にしたり、無彩色(白・黒・灰色など色味のない色)に有彩色(赤や緑など色味のある色)を組わせたりなど、様々な組み合わせがあります。
■色の黄金比に当てはめてみる
さて、この「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」には、理想的といわれている比率があります。
部屋全体を100%として、
【ベースカラー70%:アソートカラー25%:アクセントカラー5%】 の割合にすると、バランス良くまとまるといわれていますよ。
家具などを買い替える際は、他のインテリアとのバランスを見て、同系色で揃えるとまとまりやすくなります。また、壁や床の色は変更しづらいですが、カーテンやカーペットを利用して色を揃えるのも方法の一つですね。
配色のイメージがわきにくい、部屋をどんなイメージにするか悩んでいるという時は、例えばパナソニックなど、建材を扱うメーカーのHPに内装のカラーシミュレーションを試せるツールがあるので、利用してみてください。
内装建材のシミュレーションが主なのでアクセントカラーの色などは変えられませんが、部屋ごとの他、インテリアスタイルからも選択できるので、配色のイメージをつかむヒントになると思います。
リフォームでどんなイメージにするか悩まれていたり、内装の色味を検討されている方にもおすすめです。
詳しくはこちら → Panasonic 住まいの設備と建材「空間色柄シミュレーション」
今回は、部屋の「配色」バランスについてご紹介しました。
これが正解!というものはなく、好きな色や家具などを選ぶのが一番ですが、部屋全体の色を意識することで、調和がとれたもっと素敵な部屋になります。なんだか思い通りにいかないな、という時はぜひ参考にしてみてくださいね。
ちなみに配色の黄金比は、インテリアだけでなく様々な分野で応用できます。例えば着ていく服のコーディネートに迷ったときなどにも使えますよ。
こんなイメージにリフォームしたいけれど、どんな色合いや材質のものが良いの?ナチュラルで落ち着く雰囲気の空間を提案してほしい、などなど…住まいのお悩みやご希望など、どうぞお気軽にご相談ください(^^)